お使いのブラウザはJavaScriptに対応していません
モグラ・ネズミの生態
農作物を加害するモグラ・ネズミの生態
  モグラ ネズミ
分類 食虫目 モグラ科 モグラ属 げっ歯目 ネズミ科
類似
科属
ヒミズ属、ヒメヒミズ属、ミズラモグラ属、
センカクモグラ属
リス科、ヤマネ科
体型的特徴
  • 地下生活に最も適応した哺乳類
  • 体は円筒型
  • 毛は柔らかく直立し前後どちらにも倒れる
  • 大型のものほど褐色で、小型は暗色
  • 骨盤が細くトンネル内で体を折って方向転換
  • 腕と胸部の筋肉が発達
  • 短い腕に円盤状の手を回転させ土を掘る
  • 細長い吻部と鋭い突起を持った歯
  • 眼の機能は退化
  • 吻部と口ひげの触覚、臭覚、聴覚で知覚
  • 手足の指は5本
  • 伸びつづける切歯を持つ(門歯)
  • 尾が長く、うろこ状の皮膚で被われている 樹上、家屋の天井に登る種が特に長く、バランスに使う
  • 手足は食物をつかんだり、巣を作ったり、トンネルを掘るなど複雑な作業をこなす
  • 指は4本または5本
生活的特徴
  • 約4時間の休息と活動の約8時間サイクル
  • 基礎代謝率が高く、食欲旺盛
    (1日に自分の体重程のエサを食べる)
  • 好物は、ミミズ、ケラ、コガネ虫の幼虫
  • クモ、ジムカデ、イシビル、越冬期カエルも食べる(秋には、まれに草実も)
  • 固い土壌を好まずエサの多いやわらかくて湿潤な土壌を好む
  • 採餌用のトンネルは、草木の根が張った腐植質の多い地下30cm程度以内
  • 本道は地下30〜40㎝程度
  • 巣穴は広葉樹やササを集めてボール状に
  • 繁殖時期以外は単独で生活
  • 生息場所の競争は地上活動より激しく、1本の線で線引き出来る程
  • 地上で採食し地下に巣穴を持つものが多い
  • 食物を巣室やあちこちに分散して貯蔵
  • 夜間活動(日没あたりから活動密度が高と昼間でも)
  • 草食から種子食、昆虫などの雑食まで多様
  • 通常単独で行動食物が豊富な場所は集まる
  • オスの行動圏はメスよりも広く数頭のメスの発情を調べ複数のオスが交尾しようとする
  • メスは交尾の時以外オスを近づけずメス同士の行動圏はあまり重複しない
  • ヒメネズミ(山林の樹間の生息)は、つがい関係
繁殖
  • 春から初夏にかけて(5月後半が多い)
  • 年2回出産するケースもある
  • 産子数は2〜6子
  • 寿命は3〜5年
  • 繁殖力旺盛で年数回 大発生することも
  • 産子数 5子前後
  • 生後2〜3ヶ月で繁殖可能
  • 寿命は1〜2年
種類
  • アズマモグラ
  • コウベモグラ
  • サドモグラ
≪農作物を加害するもの≫
  • ハタネズミ (野ネズミ)
  • カヤネズミ (  〃  )
  • アカネズミ (  〃  )
  • ドブネズミ (家ネズミ)
  • クマネズミ (  〃  )
  • ハツカネズミ (  〃  )
≪その他≫
  • ヤチネズミ
  • スミスネズミ
  • セスジネズミ
  • ヒメネズミ
  • カラフトネズミ
  • トゲネズミ
  • ケナガネズミ

 

モグラの種類とその特徴
  アズマモグラ コウベモグラ サドモグラ


  • 本州中部の神奈川・山梨・長野・石川の各県を結ぶ線以北に連続して分布
  • 小分布地帯は紀伊半島南部・京都付近・広島県北部・四国剣山・石槌山・大滝山周辺・小豆島北部
  • 水田地帯や草地に多い
  • 日本固有種
  • 静岡・長野・石川を結ぶ線以南、四国・九州・種子・屋久・五島・対馬・隠岐など
  • 水田地帯や草地に多い
  • 同一種は朝鮮半島・中国東北部・シベリア沿海地方
  • 佐渡島と越後平野の新発田−五泉−新津−加茂−三条−弥彦を結ぶ線から北部
  • 平野部の水田地帯
  • 希少種





121〜159mm 125〜185mm 153〜182mm

14〜22mm 14.5〜27mm 19〜30mm


16〜21mm 16.5〜24mm 20〜25.5mm

48〜127g 48〜175g 95〜164g


小〜中型で広い平野部で大きく小間部で小型化 中〜大型で南方より北方のものが大きく、広い平野部が大きい 大型で尾が長い

 

ネズミの種類とその特徴
  ハタネズミ カヤネズミ アカネズミ ドブネズミ クマネズミ ハツカネズミ

  • 本州・九州・佐渡島・能登島(日本固有種)
  • 本州 北東部に多い
  • 農耕地・造林地を好み休耕田を中心に生息
  • 富山・長野・群馬・栃木以南の本州・四国・九州
  • 沖縄を除く全国(日本固有種)
  • 中国・四国・九州が多い
  • ハタネズミがいない場所に生息
  • 北海道から沖縄まで世界的に分布
  • 北海道から沖縄まで世界的に分布
  • 北海道から沖縄まで世界的に分布




95〜136mm 50〜80mm 85〜135mm 186〜260mm 146〜197mm 58〜92mm


29〜50mm 61〜83mm 70〜115mm 149〜220mm 150〜235mm 48〜74mm


16.5〜20.4mm 14〜16.7mm 23〜27mm 34〜46mm 28〜40mm 14〜17mm

22〜62g
※北より南が大型
7〜14g 30〜50g
本州より北海道が大型
150〜(500g?) 200g以下 12〜20g

  • 背面−赤みのない茶又は灰黄赤色
  • 腹面−灰白色
  • 背面−暗褐色
  • 腹面−白色
  • 背面−橙褐色
  • 腹面−白色
  • 鼻先がとがっている
  • 背面−褐色がかった灰色
  • 腹面−灰白色
  • 背面−褐色
  • 腹面−淡黄褐色
  • 背面−赤みのない茶色
  • 腹面−灰白色
  • イネ科・キク科を中心とした草を主食とし根菜類・樹木を食害
  • 穀類の種子・サツマイモ・煮干・バッタ類を食べる
  • 種子・昆虫を中心に植物根茎・緑体部も食べる
  • 日没から3時間の活動
  • 魚具類・肉を良く食べ水をたくさん飲む
  • 屋外ではハエ幼虫・ユスリカ幼虫・ナメクジ・ミミズ・フジツボ・ムラサキ貝・野草を食べる
  • 夜行性
  • 種子・穀類・果実・昆虫類を好む雑食性(ゴキブリも)
  • 夜行性
  • 飼料・穀類倉庫に多く、屋内では種子・穀類・その加工品または穀類害虫も食べる
  • 耕作地では草木や野菜の種子(イチゴの種)
  • 春から秋にかけて1回繁殖
  • 地下巣で出産 1〜9子
  • 直径約4cm坑道、深さ50cm以内
  • 春から秋の2回繁殖
  • 産子数 2〜8子
  • 地表の堆積物や地下に坑道を掘る
  • 繁殖は春秋の2回
  • 地価巣で出産 1〜8子
  • 一年中繁殖(春秋が多い)
  • 産子数 8〜9子
  • 地中で巣を作り建物の下層部で生活
  • 泳ぎが得意
  • 産子数 5〜7子
  • 建物の上層部を中心に生息
  • 屋外ではがれきの下や小枝の間に巣を作る
  • 一年中繁殖 野外のものは春と秋の2回繁殖
  • 産子数は4〜7子
  • 放浪性が強い
  • 他の動物の巣穴も利用
寿命は約1年 寿命は約2年 寿命は約1〜2年 寿命は約1〜2年 寿命は約1〜2年 野外は約1年
平均100日

▲このページの先頭へ